【第101回】がん免疫療法を支える 免疫細胞を育てて増やす”培養士”のお仕事最前線
免疫療法とは、患者さん自身が持っている免疫の力を利用してがんを攻撃する治療法です。患者さんの血液中より免疫細胞を取り出し、増幅・増強させた細胞を体内へ戻すという治療法で拒絶反応のリスクがなく、非常に安全な治療で注目されています。その免疫細胞を培養するのが我々、臨床培養士のお仕事です。 この講座では、患者さんの血液が採血されてから投与されるまでの培養期間中、臨床培養士がどのように細胞を扱っているのか、普段は見る事のできない医療現場を支えるお仕事についてお話しています。
大阪医誠会がん治療クリニック 培養部 比嘉 淳 臨床培養士
